みなさんは、書いた文章を人に読んでもらって
結局、君が何を言いたいのか、わからないよ、
なんて言われた経験ないですか?
もっとうまく人に伝えられる文書を書けたらないいな、と思っている
そんなあなたに、今回ご紹介する書く技術・伝える技術という本は
とてもおすすめです
この本を読めば、
- なるべく文章を読ませずに、必要な情報を伝達でき、
- 内容を一読で理解してもらえ
- 重要な情報を記憶に残せる
そんな文章の書き方、伝え方の技術を知ることができます。
さっそくですが、本書の結論です。
だから、 メンタルモデルに配慮し7つの法則を使って読ませない文章を書け
メンタルモデルとはなにか
7つの法則とはなにか
という順番で解説していきますので、どうぞお楽しみください。
動画でも解説してます。
Contents
メンタルモデルとは?

著者のますみさんいわく、
文章 には、大きく分けて
楽しみのための文章とビジネスのための文章の2種類があるんだと。
小説とかの楽しむための文章は、すべて読んでくれるけれど
ビジネスのための文章は仕方なく、必要なところだけ読む文章なんだということなんです。
では、どうしたらいいのか?
そこでメンタルモデルと7つの法則というものが出てきます。
メンタルモデルとは、認知心理学で使われてる概念 で、
「これはこういうものだろう」と頭の中でイメージすることです。
メンタルモデルを作ることで、 文章を高速に処理することができるメリットが あります。
たとえば、
うんこが臭い原因は3つある。という文章を読めば、
まず、うんこが臭い原因はこういうものだろう、というメンタルモデルが作られて、
次に関連する情報を活性化し、次の展開を予想します。
この場合だと、うんこが臭い3つの原因がこのあと説明されるのでは?と予測され
具体的には
1つ目の原因は〇〇
2つ目の原因は〇〇
2つ目の原因は〇〇
というように説明されれば
情報を高速処理でき、
お、予想どおりに説明された!わかりやすい! と思うわけです。これがメンタルモデルに配慮するということで、
「お、やっぱりそうきたか予想通り!」と読みてに思わせることであるといえます。

7つの法則とは?
7つの法則とは
- 文章の冒頭には重要な情報をまとめて書く
- 詳細はパラグラフを使って書く
- パラグラフの冒頭には要約文を書く
- 文頭にはすでに述べた情報を書く
- 並列する情報は同じ構成、同じ表現で書く
- ひとつの文には、ひとつのポイントだけを書く
- 無駄なく、簡潔に書く
になります。
この本自体、メンタルモデルに配慮し、この7つの法則通りに書かれていて
本当に読みやすく、有益な情報ばかりでぜひ読んでほしいんですが、ちょっと量が多いので
今回は、ぼくが個人的にいいなと思ったポイントを
2つだけ激選 して、ご紹介したいとおもいます。
- 文章の冒頭には重要な情報をまとめて書く
- パラグラフの文頭には要約文を書く
この2つを順番に解説していきますので、ぜひお楽しみください。
文章の冒頭には重要な情報をまとめて書く
文章の冒頭には、これから述べようとする重要な情報をまとめた総論を書きます。この総論にそっ て、後続の文章を展開していきます。
重要な情報をまとめたものを総論といいます。
つまり、 文章の冒頭には総論を書きます 。
まず総論を述べ、
その後に総論で述べたことを、
個別に詳細説明をしていくのです。
この詳細説明を「 各論」といいます。
各論を書いた後、最後に結論で大事な情報をまとめます。
つまり、 文章 は 総論→ 各論→結論という順に書くのです。
よく結論から行ってくれといいますが、総論の中に結論も含まれているので安心してください。
重要な情報をまとめたもの、つまり総論を最初に書いてあれば
主に3つのメリットがあります。
- 読み進むべきかを的確に判断できるので、必要な情報だけ読める
- メンタルモデルを作ってから読める
- ポイントが目立つ
1、読み進むべきかを的確に判断できるので、必要な情報だけ読める
例えばうんこが臭い3つの原因なんて知りたくないやと思ったら読み飛ばせばいいわけです。
2、メンタルモデルを作ってから読める
1つ目の原因は〇〇
2つ目の原因は〇〇
3つ目の原因は〇〇
と書いてあったら
「おっ、やっぱりそうきたか。予想通り!の展開だな」
と感じますよね。
3、ポイントが目立つ
みなさん文章を読むときってどこから読みますか?
文章の一番最初の冒頭から読みますよね。
3行目から読むなんて人はまれなわけです。
文章の冒頭に総論(つまり重要なこと)が書いてあれば、
ポイントが強調され、重要な記憶を強く残せるというわけなんです
パラグラフの冒頭には要約文を書く

パラグラフの冒頭には要約文を書きます。
この要約文だけを拾い読みしても意味が通るように、要約文同士がつながるように配慮します。
ここでいうパラグラフ とは、
あるひとつの話題について述べるのを目的とした文の集まりのことです。
また似たようなものに段落がありますが、「 段落」 は、 単なる見た目上の区切りのことをいうのであってパラグラフとは別物になります。
パラグラフの冒頭には要約文を書くって
文章の冒頭には、重要な情報をまとめて書く
と同じじゃない?
と思われた方、
鋭いです。これは基本的に同じです。
なぜなら、「 パラグラフ の 冒頭 には 要約 文 を 書く」 ということは、
「 文章 の 冒頭 には、 重要 な 情報 を まとめ て 書く」 ということを、 パラグラフでも実践することだからです。
総論や結論には、 必ずしも書くというわけではないのですが、
各論のパラグラフには、例外なく必ず冒頭に要約文を書きます。
このとき注意することは、
要約文だけを拾い読みしても意味が通るように配慮することです。
したがって、 あるパラグラフの要約文を書くときは、前のパラグラフの要約文を意識しなければなり ませ ん。
そして要約文はできれば キーワード で書き始めるといいです。
なぜなら一番目立ち、強調でき、記憶に残せるからです
この場合はうんこですね
文章が正しく書けているかどうかを判断する簡単な方法 があります。
それは、 各論のパラグラフの要約文だけで、意味が通るかをチェックすること です。
個人的にこれは重要だなと思いました
結論

誰ひとりとして、あなたの文章を読みたいとは思っていない。 だから、メンタルモデルに配慮し7つの法則を使って読ませない文章を書け
1,メンタルモデルに配慮する
「お、やっぱりそうきたか予想通り!」と読みてに思わせること
予想通りだなと読みて思わせることができれば、文章を高速に処理できる
2 文章の冒頭には重要な情報をまとめて書く
重要な情報つまり総論を文章の冒頭に書いてあれば
・必要な情報だけ読める
・メンタルモデルを作ってから読める
・ポイントが目立つ
などのメリットがある
3,パラグラフの文頭には要約文を書く
各論の要約文は必ず書く
要約文だけで、意味が通れば正しい文章である
さて、いかがだったでしょうか?
今回、紹介したほんは書く技術・伝える技術について学べる本です
まだまだ紹介できていない部分がたくさんあるので
ぜひ読んでみてください
最後にこの本読んで感じたことは
やっぱり最初が大事ってことです
人間関係は第一印象で決まるってよく言いますけど
文章も人間関係も同じってことだと僕は思いました。
この本を読んでみなさんの文章も人間関係もよくなることを願っています。
それではさようなら