こんにちは、ストーブにあたりながらぬくぬくブログ書いてる元受刑者のアンドウです。
今回は実際に僕が刑務所にいるときに読んだ500冊以上の本の中で、特に印象に残った今でも題名がスラスラ言える、そんなおすすめ本4冊を独断と偏見で紹介します。
良かったら刑務所にいるご家族や友人に差し入れしてあげてください。
刑務所にいるときに読んだおすすめ本4選
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどういきるかについてなんの影響もない。
自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなた。

シーラという子
いつの間にか彼を好きになっていた。そして同情の念がこみあげてきた。
犠牲者はシーラだけではないのだ。彼女と同じだけの気遣いを必要としており、またそうされるだけの資格をもっているのだった。
かつて痛みからも苦しみからも決して救われることのなかった小さな少年がいて、それがいま一人の男性になっているのだった。
ああ、そういう人に気配りをしてあげるだけの充分な人間がいたら、無条件に愛してあげるだけの人がいたら。
わたしは悲しい思いでそう思わずにはいられなかった。

と、思わせてくれた本。
っていうかシーラという子が好き、シーラという子が今後幸せになってくれたら、もうそれだけで満足。
読み終わった後、他人の幸せを願うことなんて滅多になかった僕がシーラという子の幸せを願っていました。
事実に基づくドキュメンタリー本です。
お子さんがいる人におすすめしたいです。
シャンタラム
過去を否定することはできても、それによってもたらされる苦痛から逃れることは誰にもできない。
過去というのは、私たちの真の姿に死ぬまでつきまとう、おしゃべりな影だ。

インドに行くと人生感が変わるってよく聞きますけど、シャンタラムを読むとそれが疑似体験できるかもしれない。
この本は刑務所を脱獄した男の話で、一部は脱獄を含めて本当のことなのだから驚きだ。
人生、愛、友情、戦争、死についての考察がそれほど難しくない言葉で語られている。
ジョニー・デップが映画化する権利を購入とか言われてるけど、今だ出ず。
薬物にはまり、孤独で、怒り悲しみの中で生きている人に読んでほしいです。
最近シャンタラムがドラマ化される話が出てきた。
2020年には日本でも放送されるか?
僕は観ます。
小さいことにくよくよするな
私は長いこと、本物の人生はこれから始まると思って過ごしてきた。
だが、いつもなにかに邪魔されてきたーーー先に片づけなければならないこと、やりかけの仕事、借金の返済。それが終わったら人生が始まるだろう、と。
やがてついに私は悟った。こういった邪魔ものこそ、私の人生だったのだ。

自己啓発本の中では個人的にこれがベスト。
刑務所に入る時から出るときまでずっと僕の棚に置いてあった本。
なにかにつけて読んでました。
刑務所生活もこの本があったから乗り越えられたようなものです。
題名の通り、この本の一番伝えたいメッセージはこれです。
穏やかに生きるには2つのルールがある。
- 小さいことにくよくよするな
- すべては小さなことだ
いかがでしたでしょうか。
人それぞれ好みはあるとは思いますが、僕の個人的見解はこの4冊です。
1冊の本があなたの人生をガラリと変えるかもしれません。
とはいえ漫画も持って行った方がいいと思います。
漫画しか読みたくない時ってありますからね。そういう時は、
漫画全巻セット一括購入がおすすめです。ちまちま1巻ずつ買うのはコスパ悪いです。
↓こっちもおすすめです。実際ぼくはここから買って刑務所に持っていきました。
ネットオフ 3,000円以上お買上げで送料無料!
その際、キャリーバッグ60リットルに収まる量にするといいです。刑務所のバッグがそれぐらいのサイズです。
200冊ぐらい買って100冊ぐらい紙袋にいれて持っていけばOK。
残りの100冊はシャバにいる人に定期的に送ってもらえばいいと思います。
今日はこの辺にしておきます。
読んでくれてありがとう。
でもそれはその人が決めることであって君が決めることではない。
だからそのことでくよくよしない。
逆に君が他の誰かを好きになったり嫌いになったりするのは君が決めることだ。
自分で決めることができるものに集中しようねっていう本。
かなり売れてる本だから知っている人もいると思う。
自己啓発本の中でも特に好きで、いいなと思ったところはノートに書き写したぐらいです。
この先どういった価値観を持って人生を歩んで生きていけばいいのか?
幸せになるためにはどうしたらいいのか?
そういった悩みを持っている方の羅針盤となりうる本です。